ボードゲームアリーナでおすすめの作品と”教育的効果”を徹底解説!
ボードゲームアリーナ(BGA)は、オンライン上で楽しめる世界最大のボードゲームサイトです。
現在、400種類以上のゲームが“無料”で遊べますし、いつでも、どのデバイスからでも、世界中のプレーヤーと対戦できるのが大きな魅力ですよね。
※ボードゲームアリーナの日本語版サイトはこちら!
https://ja.boardgamearena.com/
とはいっても、たくさんのゲームがあるので
「どれから始めればいいのか迷ってしまう・・・」
「これまでにやったことのないゲームで遊んでみたい!」
と思っている人もいるのではないでしょうか。
そこで今回、私が実際に遊んでみて、「これは面白い!」「いろんな人とプレイしてみたい!」と感じたおすすめの7作品を難易度別に紹介します!
さらに・・・本記事では、ゲームで培われる能力(教育的効果)についても解説します。
「ゲーム」と聞くと「教育に良くない」というイメージがありますが、長年の研究によって、次のような教育的効果があることが分かっています。
- 数学学習(計算能力など)
- 学習意欲
- 教育的相互作用(人間関係の構築、コミュニケーション能力)
- 知識的な教育(ボードゲームの世界観、ルールなどから各分野の知識を得る)
- ゲーミフィケーション・シリアスゲームなどの導入による学力向上
- 社会人基礎能力(職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力)
※1 参考文献名 ボードゲームがもたらす効果の分析と一般化のための検討
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjske/advpub/0/advpub_TJSKE-D-20-00046/_pdf/-char/ja
私は過去に心理学を専攻し、第一種小学校教諭専修免許を取得。
大手教育会社と協働し、思考力、判断力などを測定するテストの開発および研究に携わった経験があります。
さらに現在は、子どもの非認知能力(思考力、判断力、協調性、自己肯定感などの数値では測れないとされる、よりよく生きていくために必要な能力)を育てる仕事に従事し、「遊び」と「学び」の両立を日々、追及しています。
そんな私が、ゲームごとの「教育的効果」を徹底的に解説!
ゲームは“遊ぶもの”というだけでなく、“生きていく上で大切な能力を磨く”手段の一つであることを分かりやすく説明します。
そちらも、ぜひ参考にしてみてください!
【お手軽初級編】
①スカル(Skull)
※ボードゲームアリーナより引用
○どんなゲーム?
「それってバラ?」「いやドクロ?」
自身の手持ちとなる3枚の「花」と1枚の「ドクロ」カードでプレイ。
プレイヤーは順番に1枚ずつ好きなカードを重ねて置いていきます。
それぞれのプレイヤーが自身の場にカードを出していく中で、
「上から○枚であればドクロを引くことなく、花だけをめくれるか」
を考えます。
プレイヤーの誰かが何枚めくるか宣言をすると他のプレイヤーは宣言した数よりも多くの枚数を宣言するか、パスをしなければなりません。
より多くの枚数を宣言したプレイヤーの手番となり、「ドクロ」を引くことなく「花」のみを引ければ勝利となります。
- ルールが簡単で1回のプレイが短め なので初めてでも楽しめる!
- 同じ相手と遊ぶほど、心理戦が深く読み合いが激しくなる。
- 自分の戦略をあえてさらけ出して ブラフを誘ってもおもしろい。
- 一説によると2000年以上も前からあるゲーム。
スカル到着
これでボドゲ30個目 pic.twitter.com/HjbxRhWabA— どーじ (@papamuri0925b) October 19, 2020
○スカルを遊んでみた感想と教育的効果について
相手を出し抜くタイミングが限定されているので簡単に心理戦を楽しめるゲームだと感じました。
いかに相手の心理を読み、自身のプレイする方向性、戦略を相手に誤認させるかという部分がとても面白かったです。
ゲームはサクサク進むが、その度に戦略を変えたり、一貫したカードの置き方を、ここ一番のタイミングで変更したりすることが重要です。
同じ相手とプレイし、慣れたと感じていたところを逆に狙われる・・・。初めての方とも仲の良い友達同士でも長く楽しめるゲームだと感じました。
<教育的効果:メタ認知能力>
スカルでは、「相手が自分の出したカードについてどのように考えているのか、何を出したと思っているのか。」を常に考える必要があります。
そこで培われるのが、”メタ認知能力”です。
自分を客観的な視点から把握する能力のことで、社会に出て仕事をする際に非常に重要なスキルと言われています。
将来のためだけでなく、現役の社会人も鍛えておいて損はない能力です!
②妖怪(Yo-kai)
※ボードゲームアリーナより引用
○どんなゲーム?
「仲良し家族の妖怪たちを協力して合流させよう!」
ボードゲームの中では比較的珍しいジャンルの「協力型」ゲーム。
場には4種族の妖怪たちが裏返しに伏せられています。
手番ごとに裏返しになっているカードを確認し、そのうち1枚を好きなカードの隣に置くことができます。カードを順番に並べ、同じ種族(色)を集合させていきます。
ただしこのとき、相手に確認したカードの種族を伝えてはいけません。
カードの上に重ねるようにして置くヒントカードを使って、間接的に情報を伝えます。
ヒントカードには、ランダムで1〜4種類の色がついており、他プレイヤーはヒントカードに描かれてある色を情報として受け取ります。
手番を繰り返し、場にあるカードが、同じ種族同士で全て隣接していると判断した時にゲーム終了&結果を確認します。
- プレイヤー同士で力を合わせる協力型ゲーム
- 「喋っちゃダメ」あえてコミュニケーションの大部分を制限している
- ヒントカードの使用枚数、ターン数などで勝利得点が決定される
オンラインでボドゲわいわいした!妖怪っていう協力ゲーと、何度やっても楽しい何度も繰り返しやってしまうシュレーディンガーの猫 pic.twitter.com/RoWRXK3Jvh
— 🐺ころん⚡️ (@coro_n) March 12, 2021
○妖怪(Yokai)を遊んでみた感想と教育的効果について
ゲーム中は情報を話し合い、共有することはできない。プレイ中は静かなゲームだが、ゲーム終了後、堰を切ったようにみんなで一斉に喋り始める(笑)
「このカードの動かし方って、みんなに気づいてほしくて変なところに置いたんだよね!?」
「相手のカードの動かし方に注意していれば、もっと早く達成できたよね〜」
コミュニケーションが制限される分「話したい欲」が強くなるんだなと実感しました。
<教育的効果:協調性>
妖怪(Yokai)は、プレイヤー同士が争うのではなく、一つの目標に対して協力して達成を目指すゲームです。
「相手は青色のカードを集めたいと思ってカードを動かしているけど、次の自分の手番ではどのように行動すれば良いのか。」
ゲーム中は相手の行動を理解し、それに合わせた行動を自身が取る必要があります。
そこで培われるのが、”協調性”です。
自分とは異なる意見や考えを持つ人たちと協力して、目標達成に向けて取り組む能力です。
柔らかくいうと”思いやり”と言い換えてもいいでしょう。
自分の行動が他者に影響を与えることを自覚し、想いをくみとって行動するためにはかならず必要な能力です。
今回はゲーム内でしたが、仕事や、人間関係にも有用な能力ですね!
③P.I.
※ボードゲームアリーナより引用
○どんなゲーム?
「俺の持ってる情報を当ててみな。」「真実はいつも一つ!」
自身は私立探偵の1人となって、隣の探偵が持つ「容疑者」「何の犯罪を犯したか」「現在隠れている場所」の情報を推理して当てることが目的のゲーム。
プレイヤーそれぞれの手札が隣のプレイヤーが欲しい情報。
全員が別々の事件について推理する点が「P.I.」の特徴です。
「容疑者」「犯罪内容」についてがさまざまな「場所」に配置されており1セットとなっています。
一度につき一つの「場所」しか調べることはできません。
得られるヒントは2つ。
「調べた3種類の情報のうち何種類が該当しているのか」
「隣に正解の情報があるのであればいくつあるのか」
というヒントを得られます。
誰よりも早く3種類の情報を当てたプレイヤーが勝利です。
- 徐々に情報が整理されていき、盤面も賑やかになっていく
- 隣のプレイヤーの答えは自分が持っている
- 情報をまとめるためにメモが あっても良いかも
- 調べる回数には限りがあるので注意
P.I. 容疑者、犯罪、潜伏場所を当てるボードゲーム。駆け引きは無くて完全論理ゲーム。でもいかに早く当てるかが楽しい。確率1/2を2回外した時点で負けだよね。でも勝負しないと負けだから! pic.twitter.com/tq6H7HPwRB
— tomiha (@mtomiha) December 30, 2021
○「P.I.」を遊んでみた感想と教育的効果について
自分が当てたい情報が隣のプレイヤーは知っているという点が面白いです。
まるで検討はずれの箇所を調べているとついニヤニヤしてしまうし、
一度に2つの情報が同じ場所にあると、焦ってしどろもどろな対応をしてしまったり。
必ず正しいヒントを提供しなくてはならないので、焦る必要はどこにもないのだが、思わずポーカーフェイスを装ってしまいます(笑)
調べる場所によっては情報が出てこない場合もあり、運の要素にも左右されるゲームだと感じました。
<教育的効果:論理的思考力>
P.I.では、「手元にある情報(ヒント)から該当の3枚を推理する際、どのように整理していくのが最善なのか」を考えながらゲームをプレイします。
そこで培われるのが、”論理的思考力”です。
論理的思考力とは、「A=B B=C なので A=C」といったように、ものごとの筋道をたてて考え、相手に理解しやすいように伝える能力のことです。
論理的思考力を養うための本やワークショップなども、よくみかけるのではないでしょうか。
それだけ求められている能力ということですね。
④お邪魔者(Saboteur)
※ボードゲームアリーナより引用
○どんなゲーム?
金鉱掘り「ホイホイ!金があるのはどこじゃ?道を作るゾイ!」
お邪魔者「ホイホイ!こっちだと思うがの〜。おや行き止まりじゃ!」
金をGETすることが目的の「金鉱掘り」とそれを阻止することが目的の「お邪魔者」に分かれて、 ゲームをプレイします。
3ヶ所の採掘場所のうち、金が眠っているのは1ヶ所のみ。
初めはどのプレイヤーも、どこに金が眠っているかわかりません。
未開拓の炭鉱をカードを並べて手探りで道を作っていきます。
お邪魔者は金鉱掘りが金を見つけられないようにします。
進行方向に行き止まりの道を作ったり、遠回りさせるのもよし。
道を破壊することも、掘るための道具を壊して道カードを置けないようにすることもできます。
デッキのカードを全て使い終わるまでに金鉱掘りが金を掘り当てことができれば金鉱堀の勝ち、阻止できればお邪魔者の勝ちです。
- 疑心暗鬼の中、手探りで協力していく
- カード・役職の種類が豊富
- お手軽にできるチーム戦
- 最大12人プレイ可能でワイワイ楽しめる
今日の夜ボドゲは「お邪魔者」
8人戦😄
○お邪魔者(Saboteur)を遊んでみた感想と教育的効果について
「金鉱掘り」と「お邪魔者」で明確に目的に違いがあるゲーム。
序盤に「お邪魔者」と気づかれてしまうと、妨害を阻止されてしまいなかなか勝利することができません。
途中までは仲良く協力しながら、徐々にバレるギリギリの手段で金から遠ざけていくスリルがとても楽しく感じました。
バレてしまってからゴリ押しで邪魔しまくるというのもそれはそれでアリ!
相手のカードをプレイする一挙一動にハラハラワクワクしながら楽しめるゲーム。
デッキを共有して使うので、相手側が欲しいカードを先に使用して邪魔をしても面白いと感じました。
<教育的効果:多面的思考力>
お邪魔者(Saboteur)では、金を得る/妨害するという目的に向かって、どのような道筋で向かうかを考える必要があります。
そこで培われやすいのが、”多面的思考力”です。
多面的思考力とは、ものごとを一つの視点だけでなく、あらゆる角度から思考・観察し判断する能力を指します。
本来は自分の視点からは気づきにくい、理解していない部分も捉えることで養われる能力です。
お邪魔者(Saboteur)の良いところは、目的達成のための視点が目で見て把握しやすい点です。視覚的にあらゆる方向から解決策を考えられます。
多面的思考力を養うにはもってこいのゲームですね!
【中級編】
⑤東海道(Tokaido)
※ボードゲームアリーナより引用
○どんなゲーム?
「京都より 江戸に向かうは 旅人の 陸奥(みちのく)深く 記すものなり」(短歌風)
プレイヤーは京都から江戸に向かう道(東海道)を旅しながら、さまざまな景観、人との出会い、衣食住の文化に触れていきます。
ときには温泉につかったり、お土産を購入したり、神社に行ったり。
プレイヤーが辿る旅路の内容がどれだけ充実していたかが最終的な勝利につながります。
「東海道(Tokaido)」ではサイコロ・ダイスを使用しません。
プレイヤー自身がどのマスに止まるかを決定し、コマを進めていきます。
行きたいところだけ、さくさく進むもよし。寄り道大いに結構。
自身の旅をより充実させながらゲームは進行していきます。
- 外国の方が作成したとは思えないほど情景に納得感がある
- デザインがおしゃれでかわいい
- サイコロ・ダイスを使用しないすごろく風ゲーム
東海道?っていうボドゲやってる pic.twitter.com/WFevKY4ANT
— SOR (@sor_cos) September 24, 2018
○「東海道(Tokaido)」を遊んでみた感想と教育的効果について
勝負しているはずなのに、段々と心が穏やかになっていくような、落ち着いた雰囲気で遊べました。
「旅をすることがテーマのボードゲーム」という観点で考えてみると、お土産を集めたり、温泉につかる、人と出会うなどのイベントも醍醐味だと感じましたが、
「サイコロを使わず、自身で進む具合を決定する」
「一度通過してしまったマスには戻れず、後退ができない」
というシステムも一期一会のような感じがしてゲームに入り込めました。
プレイヤーが初めに選択する旅人も、実際に江戸時代に存在したかのようなグラフィックと名前になっておりオススメです!
ただ勝負のかけひきとなる部分ももちろんあります。
相手の欲しいおみやげや、見たい景観のマスに先に入ることで自身の旅を充実させながら相手を阻止することができました。
私は自分の行きたいところにいくことを優先しがちで、あまり考えていませんでしたが(笑)
<教育的効果:状況把握力>
東海道(Tokaido)は、すごろく型ゲームにめずらしく、ダイスを用いずに自身で進む場所を決めることができるボードゲームです。
自身のコマの移動を決定させる要因は、自身の得点や位置、他プレイヤーの達成目標やコマの進め方などになります。
それらを理解しながら、ゲームをこなしていく必要があります。
そんな時に養われるのが”状況把握力”です。
状況把握力とは、自分を含めた周囲に存在する人々や物事がどのように行動しているか、それぞれの関係性はどのように作用しているかを理解する能力のことです。
状況把握力を養うことで自身と相手との作用関係を理解し、それに適した行動について考えることができます。
⑥ジキルvsハイド(Jekyll vs. Hyde)
※ボードゲームアリーナより引用
○どんなゲーム?
「ジキル博士の悪人格であるハイド、いったいどちらが本性なのか」
ゲームに最終的な引き分けを求めるジキル博士サイドと、一方的に勝つか負けるか、勝負事に大差であることを求めるハイド側サイドに分かれて行うトリックテイキング型ゲームです。
ゲームは1ラウンド10回の全3ラウンド制。
それぞれのラウンドでジキルサイドは「5-5(引き分け)」を、ハイドサイドは「10-0(全て勝つか、負けるか)」を目的としてプレイします。
10枚の手札の中から色のついた数字を出し合い、多い方が勝利します。
このとき数字の色を合わせることが基本的なルールの一つです。相手の出した色のカードがない場合は違う色のカードを出しても構いません。
違う色同士の場合は、ラウンドごとに決められていく色の強さで勝敗を決めていきます。
ラウンドごとにそれぞれの勝ち数の差分だけコマが移動します。
3ラウンド終了時点でコマが全てのマスを移動していればハイドサイドの勝利、阻止できればジキルサイドの勝利となります。
無色の特殊カードも駆使しながら手札、色の強さ、現在の勝ち数などを考え、ゲームをコントロールしていきましょう。
- 2人専用
- ルールがラウンドごとに変化する
- 場に出された数字の大小を比べるゲーム
- プレイ時間は短いが、頭の中で戦略をかなり練る必要あり
本日のボードゲームは「ジキルvs.ハイド」。2人用のトリックテイキングです。ワンプレイが短いですが、悩みどころもあり、気に入っています。奥に見える博士のトークンがかなりの重量感です。#ボードゲーム #ジキルvsハイド https://t.co/pUGiPeLK87 pic.twitter.com/DccsaKtnP2
— 烏有先生(とよじん) (@uyuu_sensei) March 31, 2021
○ジキルvsハイド(Jekyll vs. Hyde)を遊んでみた感想と教育的効果について
マイラウンドごとにカードを数枚交換する部分がミソになっていると感じました。
自分の手持ちは全体的に見て強いのか、弱いのか。交換するカードによって相手の手札はどれぐらいの強さになるのか。頭の中でぐるぐると戦略やプレイの方向性が渦巻いてしまい、ついつい時間がかかってしまうことも(笑)
そして無色の特殊カードの存在がアツい!無色のカードを出すと指定した色によって効果が発動します。
「手札を2枚交換」
「今回勝利したプレイヤーは相手から勝ち数を1奪う」
「そのラウンドの色の強さがリセットされる」
どれも自身の戦略の軸として考えていた要素が変化するのです。
場や手札の環境が変化していくことに対応しながら手札を選んでいく瞬間がとても楽しかったですね。
<教育的効果:対応力>
ジキルvsハイド(Jekyll vs. Hyde)では、ゲームを進めていくと、均衡を保ちたい/崩したいのにいつのまにか想定した流れになっていないことがあります。
ここから帳尻を合わせるにはどの手順でカードを出していけばいいのかを臨機応変に考えていく必要があります。
このときに養われる能力が”対応力”です。
対応力とは自身が直面する問題・課題に対して適切な対応、行動を柔軟にとる能力のことを指します。
問題や課題が自信や相手の行動によってどんな状況が起こりうるのかを想定して対応することは、幅広い分野で求められる能力ですよね。
【じっくり上級編】
⑦十二季節の魔法使い(Seasons)
※ボードゲームアリーナより引用
○どんなゲーム?
「私が一番王国で優秀な魔法使いです!ほら、魔法も使い魔もクリスタルもこーんなにたくさん!」
王国で一番優秀な魔法使いは誰か?
プレイヤーは3年間(十二季節)の間に魔法や使い魔を召喚し、より多くのクリスタルを集めることを目指します。
魔法・使い魔を召喚するにはマナが必要。たくさんマナを集めて多くのカードを場に出し、クリスタルを循環して得られるようにすることがゲーム勝利のコツです。
マナは全部で4種類。季節ごとに得やすいマナに違いがありどの季節にどのカードを場に出すかが重要になってきます。
プレイヤーは初めに9枚のカードを3枚ずつに分け、1年目〜3年目のどのタイミングで使用するかを決定します。召喚に必要なマナを得られても、召喚するカードをおく「枠」が必要。召喚されたカードの組み合わせによって相乗効果が生まれるものもあります。
このようにゲームの各要所で、戦略的にプレイすることが求められます。
- カードのデザインが綺麗
- 幻想的でファンタジー色の強い世界観
- 拡張デッキも豊富に作成されている
- じっくり戦略を立てながらプレイ
12季節の魔法使い
4つの季節を3ラウンド行う
魔力を生み出してカードを出して、特殊効果を使用して得点を稼いでいく
TCGのようなプレイ感序盤こそなんも出来なくてターンが終わることが多いが、2年目位からめちゃブーストかかってガンガンカードが出る
超絶コンボも簡単に出せてめちゃ気持ちいいぞ! pic.twitter.com/gboiYZm5sl— シヴ (@sivudora) July 15, 2019
○「十二季節の魔法使い(Seasons)」を遊んでみた感想と教育的効果について
初心者用の、一番カードの種類が少ないモードでプレイしましたが、それでも戦略性に富んだゲームとなりました。
相手と戦う要素は少なく、いかに自分の場にカードを召喚し、クリスタルを効率的に得るのかを求めていくゲームだと感じました。
小さい頃にカードゲームにハマっていた私にとっては、カードのテキストを読むだけでワクワクしてきます。
十二季節の魔法使いという名前にもあるとおり、3年間(十二季節)でゲームは終了します。
プレイする前は少し長いかなと思っていたが、いざゲームをしてみると、季節の移り変わりが早い。
「え、もう終わり?このカードも出したかったし、もっとクリスタル集めたかった〜」
戦略を練れば練るほど時間が経つのを忘れて白熱してしまうゲームでした。
<教育的効果:戦略的思考力>
十二季節の魔法使い(Seasons)では、いかに相手よりも効率的に得点を稼ぐことができるかが、勝敗を分けます。
そこで養われるのが”戦略的思考力”です。
戦略的思考力とは、目標を達成するために、物事を整理して知恵を使って最善の解決策を考えることです。
十二季節の魔法使い(Seasons)では、情報を効率よく収集して分析、相手に勝つための戦略を常に考える必要があるので、“戦略的思考力”が自然に身につくというわけですね。
ちなみに、「戦略」はその名の通り、もともと戦争で必要な能力でした。
しかし、効率よく相手を上回る・目的を達成するために有用な思考法であることから、現在はマーケティングや経営の分野でも広く活用されています。
ゲームをやることで、こんな能力も養われる可能性を持っているの!?とびっくりしますよね。
まとめ
今回は、無料で遊べるボードゲームアリーナについて、難易度別にご紹介しました。
さらに、それぞれのルールや特徴によって養われる教育的効果があることも具体的なゲーム内容に沿って説明をしました。
ボードゲームは、遊びの中で学びの要素を持つということ、意欲的に楽しみながら学べることがわかったのではないでしょうか?
「このゲーム知らなかったなあ、なんだか楽しそう!」
「ボードゲームって楽しく遊べて、学びにつながるものなんだ。やってみようかな〜」
興味を持ったゲームが一つでもあったらぜひプレイしてみてください!
ボードゲームアリーナの登録がまだの方もこれを機にぜひ参加してみてくださいね!
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